夏の風物詩「虹色ほたる」dアニメストアで配信中

夏です!

dアニメストアで「虹色ほたる~永遠の夏休み~(全5話)」が配信中です。見たことない人も見たことある人も、何度でもどうぞ。

完全にTVで「虹色ほたる」やりやがった・・・!

ヤマノススメ セカンドシーズン#13「不思議なホタルの物語」
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見ててどうも作画があやしいなぁと思っていたら、突然ラフな鉛筆画が!
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こ、これは・・・!
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いや、まさか・・・
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「ホタル」の話とは言え・・・
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いくらなんでも・・・
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わぁ完全に「虹色ほたる」だ!
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A級戦犯は柳沼さん・・・!!
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森久司さん!「虹色ほたる」キーアニメーター本人か!!

いやぁ、ヤマノススメで虹色ほたるオマージュが見れるとは・・・。
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8/10の新文芸坐×アニメスタイルイベントは「おおかみ」「ほたる」「もも」!


2012年は「夏」を感じさせるアニメ映画が偶然にも3作品公開されました。細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」(7/21公開)、宇田鋼之介監督の「虹色ほたる」(5/19公開)、そして沖浦啓之監督の「ももへの手紙」(4/21公開)。どれも日本の四季(特に夏)を感じさせる傑作揃いです。

この3作品が8/10の新文芸坐×アニメスタイルイベントで上映されることが決定!

「必見!『虹色ほたる』と東映動画の名作たち!!」を見てきた

http://animestyle.jp/2012/10/22/2733/
新文芸坐×アニメスタイル セレクションの33回目、「必見!『虹色ほたる』と東映動画の名作たち!!」を見てきました。
「虹色ほたる」は個人的に今年のNo.1アニメ映画として激推ししてますが、「虹色ほたる」DVD発売を11/21に控え、都合5回目(10回以上見てる人も多いので5回は決して多くはないですが)となる鑑賞の機会を新文芸坐×アニメスタイルイベントにて与えてくれたことを嬉しく思います。
アニオタフォース – 「虹色ほたる」を4回見てきた
上映に先駆けて、「虹色ほたる」監督の宇田鋼之介監督とアニメ様のトークショー。
「虹色ほたる」は正直、人を選ぶ映画だと思います。説明的なセリフを極力廃し(開始30分はユウタに何が起こっているのか正直分かりづらい)、作り手側から結論を提示することはしないという作品造りは一見不親切ですが、宇田監督はそれを「見る人に委ね」、「噛めば噛むほど味の出るスルメのような」作品を目指したとのこと。
「虹色ほたる」はダムに沈む村が舞台である。プロデューサーサイドから東映的な分かりやすい作品を求められていたけど、内包しているテーマが重いため結果としてディープな作品になってしまったとのこと。
エンディングのカットは尺の都合で本編から漏れてしまったカットを再利用している。自転車のCM部分はキャンディーズも作画した新井浩一さん。
隠れ設定:ユウタは文京区駒込在住。ケンゾーはデコトラ職人。独立するのが遅れたので芳澤さんとの結婚が遅れた(ずっと付き合っていた)。47歳のヘソ出しルックな旧姓芳澤さんは元々子どもの頃から洒落っけあったのと今っぽいカッコということで、基本的には森さんのデザイン。
ちなみに、原作からさえ子の名字は「オクヤマ」になっているのですが、ユウタの名字は特に決まっていなかったそうで、東映でオクヤマと来れば奥山玲子さんなので、言葉遊びから東映動画の名アニメーター小田部(コタベ)羊一、奥山玲子夫妻から取られたそうです(コタベじゃまんま過ぎるのでオタベになったけども)。その他、今発売中のアニメスタイル002にて「虹色ほたる」がコンテ、資料集付きで28Pも特集されてます。裏ネタ多数ですので是非ご一読の程を!

「虹色ほたる」は35mmフィルムでの上映。デジタルと比べてダイナミックレンジは低いので暗い箇所は確かにデジタルより見えなかったりしますが、フィルム独特のパーフォレーションの揺れはいい味出てたと思います。
「虹色ほたる」上映後、「龍の子太郎」「空飛ぶゆうれい船」「どうぶつ宝島」と東映長編(中編?)3本立てで上映。虹色ほたるも含めて全てフィルムでの上映で、前述の小田部、奥山ネタからうまく繋がった在りし日の東映動画の味を感じさせる良いセレクションだったと思います。
新文芸坐のロビーでは虹色ほたるの原画展示がありました。

信じられるかい?右が原画で、左が修正原画なんだぜ・・・。

そしてDVD発売を前に11/9DVDレンタル開始!また来週さえ子に会える!!!

宇田監督によるサイン入りユウタとさえ子イラスト。さえちゃんかーわーいーなー、超絶かーわーいーいーなー!!!
そうそう、アニメ様から来年「おおかみこどもの雨と雪」、「ももへの手紙」、「虹色ほたる」の「主人公が田舎に帰る3部作」の上映会しましょうとの嬉しい提言が。実現すればすごいラインナップですが期待して待ちたいところです。

イベント終了後、ふとした切っ掛けで大橋学さんとお茶する機会に恵まれました。


確かに自分も「ユンカース」と似たような匂いと情熱を感じました。
しかし、大橋さんはタフですね、先日のユンカースの上映の時もトークショー終えた後も帰らずにお客さんと一緒に朝までいてそれから自身の作品集を売るためにコミティアに行ったとのことでしたが。いやーすごい!

「虹色ほたる」11/21DVD発売決定

https://twitter.com/tanusuke45/status/230612349613133824

虹色ほたる―永遠の夏休み― [DVD] DVD ~ 宇田鋼之介 http://www.amazon.co.jp/dp/B008QRBOJU/ref=cm_sw_r_tw_dp_6wqgqb18B7Y3E …色々な憶測もありましたが(笑)無事にDVD出るみたいです。見逃した方々、どうぞこの機会に。

個人的に今年最高傑作である「虹色ほたる」が念願のソフト化!しかし・・・BDは見送りになりDVDのみ発売・・・!
https://twitter.com/tanusuke45/status/230613569014755328

全く個人的見解ですけど、虹色ほたるはBDの画質よりもDVDくらいの方がフィルム的感覚に近いので良いかな、と。BDの予定は知らされていないので発売はわかりませんけど。

とは宇田監督の弁ですが・・・いや、高解像度を誇るT.ジョイ大泉の4Kプロジェクターで2回見ましたけど、むしろ4Kだからこそ見えたこと、気づかされたことが多かったです。おそらくこのタイミングでブルーレイで発売されなければ次世代メディアまでソフト化は無いでしょうから、それでもブルーレイで見たい!という気持ちは表明しておきたいです。
ただ、「憶測」の一つであろう「お蔵入り」という最悪の事態が免れたのはとりあえず安心しました。逆に言えば興行的に厳しいのが最初から分かっていた「虹色ほたる」を上映まで漕ぎ着けることが出来たのはワンピース、そしてプリキュア様々だと思ってます。とにかく、手元で見ることが出来るのは喜ばしいことです。
<追記>特典内容出ました。
http://shop.toei-video.co.jp/shop/ProductDetail.do?pid=DSTD03530

■映像特典(特報(予定)/予告(予定)/設定資料集(予定))

虹色ほたる―永遠の夏休み― [DVD]
発売日:2012/11/21
発売元:TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
時間:105 分
定価:¥ 4,935(税込)
価格:¥ 3,652(税込)※26%OFF!!
在庫:予約受付中

「虹色ほたる」を4回見てきた

http://www.nijiirohotaru.com/

「虹色ほたる」を今日まで4回見ました。初めは友人に誘ってもらった試写会で見て、公開週の日曜に2回目見て、会社帰りに3回目見て、そしてこの日曜にも銀座で見てきました。4回見たけど見るたびに新しい発見があるのがすごい。サマーウォーズのような夏の映画として気楽に見ることも出来るし、じっくり見て画面に隠されたメッセージを探し出すのもまた楽しい。

舞台は1970年代にダムに沈んだ村、主人公であるユウタは亡き父との思い出のカブトムシ採りに一人この村へやってきた。冒頭から驚かされるのはとにかく一切のCGを使っていないこと。3DCGで描かれた乗り物や小物類に慣れた目にはユウタの乗ってきたバスが全て手描きで描かれていることに早くも驚かされる。CGはCGで大事だけどもこのアニメのテーマでもある「ノスタルジー」には手描きが相応しい。アニメーターたちもそれに応えてロクに線も繋がっていない一見ラフな太い描線で見応えのある画面作りがなされている。特に山下高明氏による、ダムに沈もうとする村を憂うような俯瞰多めのアングルで捉えている画面設計が素晴らしい。その辺りの手描きアニメーターへのリスペクトはエンディングにも表されています。

キャラクターのセリフは余計な説明がないため初見には若干分かりづらいかと思われる。しかし、セリフで説明されない分はキャラクターの芝居で描写されていたりするのでそれに気がつくと全ての芝居に意味があるように見えてくる。そうなるとまんまとハマってしまう。
声優は可能な限り子役俳優たちで固めている。特にさえ子役の木村彩由実ちゃんの甘ったるい声がかわいくてものすごく耳に残る。

胸を突き出して「一緒に帰ろう!ユウタ君!」かわいい

心配そうに見つめるユウタに「ん?」かわいい

一度見た人も是非二度三度と足を運んで欲しい作品です。個人的にはここ10年で一番好きなアニメ映画になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=zEd4hOqStO0
冒頭20分期間限定公開(5/19までの公開予定のはずだったけど今も見られます)

予告編

宇田鋼之介監督のインタビュー記事。ネタバレありなので観覧後にお読みください。

エキレビ!「虹色ほたる」監督インタビュー前編
http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20120524/E1337818548893.html?_p=1

エキレビ!「虹色ほたる」監督インタビュー後編
http://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20120525/E1337876324568.html

※以下、ネタバレを含むので閲覧注意

続きを読む

東映アニメーションギャラリー探訪

ぬるヲタが斬るさんより
試写で見た「虹色ほたる」がすごい気に入ったのでT.ジョイ大泉に4回目の「虹色ほたる」を見に行くついでに道挟んだ向かいにある東映アニメーションギャラリーに行ってみました。実は1、2回目をバルト9で見て、3回目にT.ジョイ大泉で見たんですが、平日の夜のため寄れなかったので日を改めての再来です。正直、T.ジョイ大泉は大泉学園駅からまあまあ歩くのでせっかくここまで来るならついでにギャラリーも見ていった方がいいです。無料ですし、映画見る前の時間つぶしにもなります。
ちなみにT.ジョイ大泉は上映機材としてSONY製4Kプロジェクターを採用、通常の劇場よりも高画質で一見の価値ありです。
東映アニメーションギャラリー外観。

建物は結構古く、歴史を感じます。入り口にはプリキュア勢がお出迎え、短めの廊下を抜けた先がギャラリーになっています。
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その廊下に貼ってあった今冬に公開予定の「ONEPIECE FILM Z」のポスター。総合プロデューサー:尾田栄一郎、脚本:鈴木おさむ、オープニングテーマ:中田ヤスタカという、お金はありますから好きに作ってくださいよ的なやりたい放題っぷりはワンピで相当儲かっているんだなと思わずにはいられない。ビジュアルは非常にカッコイイ!
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等身大ハトプリ一堂。衣装は布地。
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でっかーいダンガードA。
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壁には歴代のアニメ作品の版権画が飾られており、これは「剛Q超児イッキマン」。上妻さんの版権だろうか。
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そして、ギャラリー右側の壁一面使って「虹色ほたる」の資料を展示。4Bの鉛筆で作画しているというだけあって極太の描線で、しかも繋がっていないので色トレス指示。
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ギャラリーの隣には立体物のコーナーがあった。オフィシャル、WF1日版権ものなど結構フリーダムな品揃え。
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やけに充実しているぽぷり。これオフィシャルなんて1個も無いでしょ。
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無造作にショーケースに置かれ、直射日光にジリジリ焼かれるキン肉マンたち。
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ジリジリ・・・。
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アンティーク風が完全に退色してその名の通りになってしまった「明日のナージャ アンティークミシン」。
本来この後「虹色ほたる」を見ていくはずだったんですが、連れに急用が出来たのと映画を見るよりギャラリーを見るのが今回のメインだったのでこれにて退散。また機会を見て4回目行きますよ。