Webアニメスタイル 板野一郎インタビュー(6)

http://www.ntv.co.jp/ghibli/web-as/01_talk/itano06.html
板野一郎インタビューついに最終回。

小黒 1話のガルドのミサイル避けですが、あれは手で描いてるんですか。
板野 手で描いてますよ。
小黒 別にCGとか3Dとかを使ったりは?
板野 いや、手ですよ。
小黒 あれ、前後のカットが3Dじゃないですか。
板野 だから手で描いてるんですよ。

このカットは新宿ガモスでVJやってた頃、散々使わせてもらいました。あそこ気持ちいいんだ。エヴァとかAKIRAとかマクロスプラスとかのジャパニメーションネタはあの時代はみんな使ってたけどね。

小黒 『ZERO』で動きつける時っていうのは、最初は何をするんですか? 原画で例えば村木さんとかアニメーターの名前が出てますよね。
板野 はい。1話では、僕も村木君もラフ原描いて、タイムシート打って、それを取り込んでもらったんです。画に合わせてモデルを変えたり、わざと機首を伸ばしたり。そういう風にして、画に近づけてもらう。

これはまさにハニメーションですね!ってマクロスゼロの方が先だけども。

板野 『Angel Cop』をやった時に、大平君とか橋本君とか戸倉君が、吉祥寺のD.A.S.Tに詰めてやってた頃があって、この人達は新しいものを持ってると思ったんです。芝居ができる、構図が取れる、キャラに縛られない大胆な演技をする、個性もある。「なんかやらせたいな」と思って、その時にたまたま自分がプロデュースをして、「レンタマン」の中に入ってる「四畳半(漂流記)」とかを作らせたんですよ。

前回ちょっとフライングして書いちゃったな(;´Д`)ごめんなさい

インタビュー最終回なんで出し切っておくか。D.A.S.T制作協力の同人誌「SASA-NISHIKI SUPER BLEND.vol.1」、表紙は結城信輝氏による「エンゼルコップ」。ちょうどエンゼルコップ製作前のタイミングだったので、結城氏のキャラシートや梅津泰臣氏によるエンゼルコップ1話修正原画等も掲載されている。
40Pくらいの薄い同人誌だが参加しているメンツは非常に濃く、夢野かわら、矢木正之、中野深雪、高木広行、和田卓也、SUEZEN(飯田史雄)、山下明彦、貞本義之、庵野秀明、二村秀樹、北爪宏幸ら、蒼々たるメンツにより構成されている。まあそれだけなんですが。