オタク4世代論 アキバ王が語るオタクの“ライト化”

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/19/news027.html
日付を1ヶ月間違えた訳じゃないよ!更新サボってる間に1ヶ月経っちゃっただけだから!
スルーしたままでもよかったんだけど、これだけひどい記事はなかなか無いと思うのでやっぱりスルー出来なかった。ゴメン。

アキバに集まるオタクは、年齢が下がるにつれてライトになっていく――そう分析するのは、秋葉原総合研究所社長の寺尾幸紘さんだ。

分析も何も、見たまんまですよね、こんなの。裾野が広がれば全体として薄まるのは当然。俺なんか同じ事考えたって恥ずかしくって「分析」なんて言えませんよ。

寺尾さんは、オタクを4世代に分けてとらえる。第1世代(60年代生まれ)、第2世代(70年代生まれ)、第3世代(80年代生まれ)、第4世代(90年代生まれ)で、世代が下がるにつれて「ライトなオタクが増えている」という。
第1世代(60年代生まれ)は特撮好き。第2世代(70年代生まれ)までは、ネットがなかったため、情報収集は雑誌が中心だった。アニメなどの作品数もそれほど多くなかったため、作品ごとの知識が深いという。「宮崎勤事件の影響も受けているため、オタクと呼ばれることに抵抗がある」のがこの世代だ。
第3世代(80年代生まれ)になると、ネットを活用して浅く広い知識を持つオタクが増えたという。寺尾さんもこの世代だ。「オタクと呼ばれることが、ほかの人とは違うという意味の褒め言葉になった」といい、第4世代(90年代生まれ)になるとその傾向はさらに強まるという。

一番のツッコミどころってココなんでしょうね。10年単位で区切る意味の説明がされてないので「10年単位で分けてみたらたまたま世代分け出来た!」的行き当たりバッタリ感がアリアリ。補足すると、第1世代は特撮好きってだけでなく、むしろSF世代だってことが重要。オタクが科学考証とかリアリズムにうるさいイメージがあるのはその辺の影響も確実にある。
3世代と4世代の区別が大してされてないけど、俺の知らない差があるんでしょうね。

「車マニアもアニメマニアもオタク。CDをタワーレコードで買うのもアニメイトで買うのも、やってることは変わらない。メジャーかマイナーか、ちょっとした違い。アキバブームによって、人は誰でもオタクだという認識が広まった気がする」

おそらくこの彼は知らないんだろうけど、そういう話は「オタク」という言葉が生まれた、それこそ中森明夫の時代からされていた話。すっごく久しぶりに『マニア=オタク』という話を聞いて何十年前の話よ?とデジャヴった。

「オタクのファッションは機能重視。同人誌を大量に買ったり、ノートPCを持ち運ぶから、かばんのサイズは大きいまま。秋葉原では歩き回ることが多いから、足元は以前と変わらずNew Balanceという人も多い。バンダナや指の出るグローブを付けた人はいませんね」

いつからNew Balanceはオタク御用達シューズってなったの?つか俺New Balance好きなんだけど!あと、バンダナや指の出るグローブって古いオタクのイメージだけど、昔だってみんながみんなそんなカッコしてた訳じゃない。今だってアキバを見回せば確実にいるんだけども、それは分かっててあえてやってるのも含めて今も昔も変わらず少数派だったんだよ。カッコが変に目立つからオタクのパブリックイメージとして象徴されてるけど。
いや、今の視点で見てるのは分かるんだけど、「分析が得意」という割りには俺からすると全然調べて言ってるようには見えないのね。研究所とか大層な名前付いてる割りには。これがオタク分析のライト化か。