【Webアニメスタイル】「ULTRAMAN」板野一郎インタビュー(前編)


http://www.style.fm/as/13_special/mini_050712.shtml

板野 数年前に、3Dで美樹本晴彦キャラを動かす『零花』という作品がありまして。
小黒 ありましたね。DVDを買いましたよ。
板野 あ、買いましたか(苦笑)。僕は最初は参加していなかったんですが、作っている途中で、美樹本君から電話でヘルプがきたんです。それまで、CGクリエイターの人が動かしていたんですが、キャラクターの芝居が人形みたいだったんです。それで、アニメーションのモーションを見てもらえませんか、という事だったんです。

制作当時の模様。
http://ameblo.jp/aniota/entry-10002803010.html

板野 僕は3Dの人にアニメーションを教える時には、まずCGスタッフを集めてゼミを開くんですよ。デフォルト環境で、そのまま演技をさせるんじゃなくて、カメラ位置やレンズを考えなくてはいけないんだ。生活感を出す時には標準レンズで、ディテールをはっきりさせたりとか、重さを出したりする時には望遠レンズ、スピードや形をデフォルメをする時には広角レンズとか。そういうところから教えるんです。そのゼミに美樹本君も小中監督も参加して、「勉強になりましたー」なんて言ってくれた。

板野塾!

板野 だけど、制作途中でワイヤーフレームのモデルが動いてるだけのCGのラフを見てもらったら「動きが速すぎて、よくわからないよ」とか言われて。それについては、小中さんが「この段階では分からないかもしれないけれど、背景が乗って、色もちゃんとついたら、凄い映像になりますから」とファローをしてくれたんです。

確かに激しいアクションのラフをワイヤーフレームで見せるのは見づらいよね・・・。最低限のシェーディングは必要か。
結局、映画上映時には見てなかったんだけど、さすがに板野さんの絵コンテ見ると見たくなってくるから不思議。

ULTRAMAN
発売日:2005-07-22
発売元:バンダイビジュアル
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