古谷実の1年ぶりの新作「ヒメアノ~ル」がヤンマガ27号より連載スタート

http://www.muhyojo.com/publisher/Koudansya/Weekly-Young-Magazine-0805-26/T-1.html

さらに内容については巻末のヤンマガ編集部の文章から抜粋。
『聞いた話では、今度の主人公の男性はビル清掃の仕事をしているそうですね。
 想像ですが、不平不満など一切語らず、黙々と働きながらも、
 まだ出会えぬ夢や希望を遠い目で眺めている青年の姿が頭に浮かびます。』

前作の「わにとかげぎす」は正直失敗作だった。出だしは毎回捻っていて読者に今後の展開を期待させるんだけど、話が進むにつれ最初のキャラ設定はどこへやらキャラがハイテンション化して話を色々すっ飛ばしてしまうのが古谷実の悪い癖。ブ男でパッとしない主人公に美女の彼女が連れ添うのもずっと同じパターン。
ただし、毎回秀逸なのは古谷実作品の脇役たち。ヒミズの夜野正造は今までの古谷作品にはいない脇役で個人的にかなり好きなキャラクターだった。悪人描かせても毎回個性的ないいキャラクターを描ける。あとは本編で魅せてくれるといいんだが・・・。

わにとかげぎす 4 (4) (ヤングマガジンコミックス)
発売日:2007-07-06
著者:古谷 実
出版社:講談社
定価:¥ 560(税込)
在庫:通常24時間以内に発送
中古:¥ 80~
ヒミズ (4) (ヤンマガKC (1055))
発売日:2002-07-05
著者:古谷 実
出版社:講談社
定価:¥ 540(税込)
在庫:通常24時間以内に発送
中古:¥ 1~

今回の「サルまん」連載中止について

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_b30e.html
ようやくIKKIで最終回を読んだのでつらつら思う事を書いてみようと思う。
本誌の方にはブログの方に書かれていない「こうなるはずだった」展開が細かに書かれています。これを読んで竹熊健太郎が「とにかく面白い事」を追求しているのは理解出来ました。しかし、そこにはそれを実現可能にするためのプランが何も練られていないな、とも感じました。実際ノリと勢いだけで突っ走ろうとしていたようで、どう考えてもディレクター不在です。見積もり甘いどころか見積もりしてないんじゃないか?

旧サルまんでも、とんち番長のアニメ化などメディアミックスについてはすでにネタにしていました。ただそれはコンセプトの呈示にとどまっていましたので、今回俺は、コンセプトとしてではなく、本当にアニメやグッズを作って販売しようと思っていたのです。

これに対して相原コージと編集部側は「それのどこが面白いの?」とバッサリ斬る。これは単に費用対効果の話ではなく、そもそも「デスの音」がアニメ化というだけで既に出オチみたいなものなのに、それをメディアミックスするために掛ける労力と情熱、そしてもちろん金銭面でも見合わないと言うことなんでしょう。もっと言ってしまえば暴走する竹熊健太郎に回りが付いていけなかった。

メディアミックスで行く、ということは俺が最初から(入院前から)言っていたことで、その方向で始めることに合意ができていたと(俺個人は)思っていたわけなんですけど、いざ作業を始めてみたらそっちに動いていたのは俺一人で、相原君も編集部も、しぶしぶそれに合わせている、という感じがずっと続いていました。

竹熊健太郎の言うこの「メディアミックス」という言葉には旧来のメディアミックス(漫画からOVA化、グッズ展開など)ではなく、大それた予算もたくさんのスタッフもいらない、今の環境(ネット、ブログ、ウェブアニメ)があればなんとか出来る!という悪い意味でのアマチュアリズムが根底にあったのだろう。それはコメント欄の

蛙男さんの成功とかニコニコブームとか横目で見ててこうなっちゃったのかな。

という意見に集約されると思う。
あと公式のサルまんブログは放置状態なのに、なんで自分のブログは最低3日に1回は更新するっての律儀に守っているのか理解に苦しむ。それどころじゃないだろうと。
saruman.jpg
相原コージの言うように旧サルまんのフォーマットのままで読み切り形式で続けても良かったと思う。新しいモノじゃなければ意味がないなんてことはない。サルまんはあの絵がそのまま引き継がれているのと同様に、あのフォーマットをそのまま引き継いで行っても良かったと思う。俺はあのフォーマットのまんまで今の漫画をぶった切ってくれるのを楽しみにしていたんでつくづく連載中止は残念でならない。
(参考)渡辺電機(株)さんを忘れましょう。-狂気

あそこで実験としてやってる事って、普通に「アキバ系」のくくりで商売として行われてる愚行の数々をバカバカしさで上回っているとは、とても思えないのだが。

この視点を忘れていた。確かにあのグッズ案として出ていた「おっぱいふりかけ」なんて今のアキバ系市場全体から見るとそれほど突出したバカバカしさは無い。

月刊 IKKI (イッキ) 2008年 07月号 [雑誌]
発売日:2008-05-24
著者:
出版社:小学館
定価:¥ 550(税込)
在庫:通常24時間以内に発送
中古:~
サルまん 21世紀愛蔵版 上巻 (BIG SPIRITS COMICS)
発売日:2006-08-28
著者:相原 コージ 竹熊 健太郎
出版社:小学館
定価:¥ 1,680(税込)
在庫:通常24時間以内に発送
中古:¥ 1,227~
サルまん 21世紀愛蔵版 下巻 (BIG SPIRITS COMICS)
発売日:2006-08-28
著者:相原 コージ 竹熊 健太郎
出版社:小学館
定価:¥ 1,680(税込)
在庫:通常24時間以内に発送
中古:¥ 1,230~

神聖モテモテ王国 全7巻

http://www.comicpark.net/cm/comc/detail-bnew.asp?content_id=COMC_ASG01248

「モテモテ王国」を建国すべくやってきた宇宙人「ファーザー」と、 「モテたい」一心で宇宙人と同居する学生が繰り広げる超ナンセンスギャグ! 既刊の1~6巻に加えて、少年サンデー、ヤングサンデー掲載の単行本未収録作品をすべて収録した第7巻を加えて「完全版」での発売!(コミックパークのみの販売です。書店やAmazonなどでは購入できません)

遂に神聖モテモテ王国が復刊!それも完全版となって理想のファーザーが帰ってきた!
まあ以前今は亡き某サイトでこっそり未収録作品公開してたんでぶっちゃけデータでは持ってるんですけどね(´ー`)あと、ながいけん作品が掲載されているファンロードは全部もらい受けてあるんですが、これをスクラップするのは老後の楽しみに取っておきます。
(関連)ライバル誌、今度は仲良くガチンコ勝負――「サンデーVSマガジン カードゲーム」発表会

前述した構築済みトライアルデッキ3種類は、「名探偵対決デッキ」(収録作品:「名探偵コナン」、「金剛番長」、「史上最強の弟子ケンイチ」、「金田一少年の事件簿」、「MMR マガジンミステリー調査班」、「あしたのジョー」など)、「スポーツ決戦デッキ」(収録作品:「MAJOR」、「炎の転校生」、「金色のガッシュ!!」、「はじめの一歩」、「巨人の星」、「コータローまかりとおる!」など)、「ラブコメデッキ」(収録作品:「うる星やつら」、「神聖モテモテ王国」、「タッチ」、「ラブひな」、「天才バカボン」、「ミスター味っ子」など)となっている。カードはすべて原作イラストを使用し、枠などをつけずになるべく大きくビジュアル重視のデザインなので、コレクション目当てとしても魅力的だ。

このビッグプロジェクトがあったから権利関係クリアに出来て発刊できたんかな。つーかラブコメデッキでうる星やつらの後にリストされてるのがまた。

【編集長メモ】大平晋也さんの取材

http://animesama.cocolog-nifty.com/animestyle/cat6500986/index.html

『Genius Party Beyond』のパンフレットのため記事のために、昨日、大平晋也さんの取材に行ってきました。同時に雑誌アニメスタイルのための取材もやってきました(雑誌アニメスタイルは3号ではなく年末発売の4号への掲載になるかも。随分先の話でスイマセン)。

早くもアニメスタイル4号の話が!3号は今月発刊なのかな?まだ情報は上がってないようですが。

今回は『Genius Party Beyond』『わんわ』の話題は勿論、現在の大平さんの仕事全般についてうかがってきました。今回も充実した取材になったと思います。

楽しみすぎる!
(関連)Genius Party Beyond公式サイト
なんかTrailer見れないけど・・・。