http://www.muhyojo.com/publisher/Koudansya/Weekly-Young-Magazine-0805-26/T-1.html
さらに内容については巻末のヤンマガ編集部の文章から抜粋。
『聞いた話では、今度の主人公の男性はビル清掃の仕事をしているそうですね。
想像ですが、不平不満など一切語らず、黙々と働きながらも、
まだ出会えぬ夢や希望を遠い目で眺めている青年の姿が頭に浮かびます。』
前作の「わにとかげぎす」は正直失敗作だった。出だしは毎回捻っていて読者に今後の展開を期待させるんだけど、話が進むにつれ最初のキャラ設定はどこへやらキャラがハイテンション化して話を色々すっ飛ばしてしまうのが古谷実の悪い癖。ブ男でパッとしない主人公に美女の彼女が連れ添うのもずっと同じパターン。
ただし、毎回秀逸なのは古谷実作品の脇役たち。ヒミズの夜野正造は今までの古谷作品にはいない脇役で個人的にかなり好きなキャラクターだった。悪人描かせても毎回個性的ないいキャラクターを描ける。あとは本編で魅せてくれるといいんだが・・・。