http://d.hatena.ne.jp/AKIYOSHI/20090219/p1
そして公開する場所だが、自分の経験で言うと、MADを目にしたのはロフトプラスワンのイベントやアニメサークル等、ひっそりとした場所だった。著作権違反行為だから当然であろう。
MADテープ以降、初めてMADテープの映像版である「MADビデオ」を目にしたのはたしか今は無きコミックレヴォリューションでした。一般の即売会で普通に売られていたんですね。もちろんそんな時期は長くはなかったけど。
MADの話からちょっと脇道にそれた話。
かつて、MADの素材はオンエアを録画したビデオテープで(ソフトのコレクションから作る人はいても、さすがにMAD素材のためだけにソフトを買う人はいなかったと思う)、編集にはジョグダイヤルでコマ単位をいじれるだけの編集機能を備えた高級機種が必要だった。そもそもビデオデッキを2台以上持っている人だけでもかなり限られるし、安い機種で編集したものは今よりずっとコマのあわせ方がラフだった。
ジョグダイヤルも必要ですが、それ以上に映像のつなぎ目に現れるレインボーノイズを回避するためのフライングイレースヘッド搭載機種が絶対条件でしたね。なんちゃってなジョグダイヤルはあっても肝心のフライングイレースヘッドを積んでなかったりする場合もあるので。世のアニオタはTVの前に座ってリモコン片手にフライングイレースヘッドを駆使して録画しているアニメのコマ単位でCMカットを行っていたのです、ってそんなことやってたの俺だけか?
また、DTV機材が普及価格帯に入っても、自作機にボードを付けるのはそれなりにハードルがあり、なおかつコーデックやら何やら、圧縮と再生にイチイチ面倒くさかった。編集ソフトはまだまだ高価で、手に入りやすい価格のものは機能もごく限られていた。後にテレパソや、安くて扱いやすい編集ソフトの普及によりこれらは解消されていく。特に同人経験がある人たちは、画像編集ソフトになじみがあるので、編集ソフトを扱うことがさほど難しくはないらしい。
映像編集したくてAV MACを買いました。初めてのパソコンがPowerMacintosh 6100AVです。まあお遊びな簡易的キャプチャしか出来なかったけどVJネタ作るのに活躍しました。どうせプロジェクターで投影するんでQVGAで十分だったので。
その後当時いたゲーム会社から払い下げのAMIGA2000と4000を手に入れるんですが、VIDEO TOASTERとPARを積んでいたハイパフォーマンスマシンだったので、IntelのLightWaveでレンダリングした大量の連番画像をMOドライブ経由でAMIGAに移して遊んでたなぁ。同じくVJやってた友達はMedia100で編集してたり素人のくせに機材だけは一丁前でしたね。
その後はPowerCapturePCI→PowerCapturePRO→MTV1000と移行して、PCのみでのDTV環境はそこでおしまい。
逆に今はHDDレコから100baseTでネットdeダビングして素材持ってきてるので時間は掛かるしハンドリング悪いしで非常に面倒くさい。ハイビジョン環境になったらもっと面倒くさいんだろうなぁ。