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ハックス!はアフタヌーンに連載されている高校のアニ研を舞台にした今井哲也の漫画。作者自身中央大アニ研出身で、実際にCACC(中央大学アニメーション研究会)をはじめ、CITAC(千葉工業大学動画制作部)、KVC(國學院アニメーション研究同好会)、KDAC(神奈川工科大学アニメーション研究部)、アニ研連、横浜動画倶楽部らを取材しており、自主製作アニメ製作の視点でアニ研を取り巻くオタク学生生活を表現しようとしているのが珍しい。
伝説のOB作品や、新入部員の課題とも言える「練習アニメ」や、フィルムをビデオカメラで撮影する簡易テレシネなど、自主製作アニメを経験してきた人ならニヤリとするエピソードが散りばめられている。
ちなみにタイトルの「ハックス」とは、HHACs(日蚤台高校アニメーション研究部)の略であることが2巻にて明かされた。
主人公阿佐実みよしは新歓で見せられたアニ研製作のアニメに感動し、アニ研の扉を叩く。今のところ唯一のアニ研内アニメーターで、ノートにパラパラ漫画を描きまくってくる。携帯に巨大なネコのストラップを付けている。
コジマ君。美少年。みよしと同じ1年生で同じく新歓アニメに感動し、テレシネして後世に残すべきだと生徒会に掛け合う頼もしいアニメマニア気質。アニ研の技術担当。
後藤。アニ研の部長でかつみよしらが入ってくるまでは唯一の部員だった3年生。電脳研と掛け持ちでアニ研の部室よりもコンピュータ室に入り浸っている。言い回しが典型的なオタク口調でおそらく早口。
三山。後藤と同じく電脳研部員。特に何もしていないがなんとなく後藤にくっついてアニ研に居着いてる。
ハタノさん。みよしのクラスメート。アニ研に興味あるが、なかなか打ち明けられないでいる。超引っ込み思案で男性と話すのが大の苦手。隠れオタ。
生徒会長。謎が多い。新歓でアニ研からフィルムを借りてアニメを流した。
篠原。演劇部所属で生徒会会計。みよしのアニメの実写パートにクマ女として出演。パッツンな篠原先輩がかわいい。
みよしの兄。詳しく描写されてないが、東大アニ研所属?
今のアニ研(高校、大学問わず)の雰囲気って分からないんだけど、作中でも「今は活動しなくなったアニ研」というイメージで描かれている。アニメの基本を教えつつ、セルアニメに憧れ自主製作アニメが熱かった時代(80年代~90年代くらい?)ほどの本格的な設備や機材が無くても、今では簡単に自主製作アニメが作れるんだよ、という作者の声が聞こえるようだ。
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