題名失敗だろ、と思ったけど映画を見終わった後ではしっくり来る。CMで違和感を醸し出していた山下達郎の起用も見た後だと特に違和感ないから不思議だ。
この日は映画の日だったので新宿バルト9でエヴァ(3回鑑賞)とサマーウォーズを回した。エヴァも3回目ともなるとさすがにディティール探しに明け暮れてしまうが、みやむーから直に貰ったチケットがまだあるので4回目も行くよ! バルト9はKINEZO発券機が1Fに3台(内1台故障中)、9Fに2台あるが、ネットで決済済みのクレカ払いならいいが現金支払いは発券に時間が掛かる。
新宿バルト9 | KINEZOって?
窓口に並ぶことなく、映画鑑賞がスマートに楽しめます。
代わりにKINEZOに並ぶけどな!
また、エレベーターも3基あるものの、本日は圧倒的に輸送力不足だった。バルト9階下のマルイシティが閉まる21時以降ではエスカレーターもストップしてしまうので、非常階段で降りてきた。シアター自体は立派なのでその辺が残念だった。
さて、細田守監督のサマーウォーズだがネタバレしない範囲で感じたことを書くけど全く情報入れたくない人は読まないように。事前の情報から判断してもベースに同監督の「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」があるのは明らか。しかしウォーゲームについて触れること自体、サマーウォーズのネタバレとなるので、ウォーゲーム未見の人はサマーウォーズ見る前にウォーゲーム見ない方がいいと思う。
SUPERFLAT MONOGRAM。現代美術家村上隆が細田守と作ったルイヴィトンとのコラボアニメ。サマーウォーズ内電脳空間であるOZのデザインには村上隆臭がするが実際には関わっていない。なぜ取り上げたかというと主人公ケンジのアバターがDOB君っぽいから。
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スパイラルOP。あれー、俺の持ってるのとタイトルロゴが違う。制作から30数枚しか素材をもらえなかった中作ったという。CGでの物量表現は細田作品の特徴。
いや、面白かった。キャラクターが多すぎるが故に主人公が目立たなくなってしまっているが、随所で泣かせて、笑わせて、細かい盛り上がりが大きなうねりとなってテンションがクライマックスまで途切れない。
前作「時をかける少女」に続いて夏の風物詩となり得る作品がまたひとつできてしまった。そしてしつこいくらい繰り返された日テレ、エヴァとの間接的タイアップも功を奏して、完全に細田ブランド化に成功したことだろう。