第5回アニ研連名作上映会@高津市民館大ホール

http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Cell/7747/meisakuprog.html
アニメーション研究会連合に加盟している各自主製作アニメサークルの名作が一堂に会す、アニ研連名作上映会に行ってきました。4年ぶり、第5回目の開催となるのですが、個人的には第2回以来20年振り(!)の参加となります。その間も研連や大動画などの定期上映会はちょこちょこ見てはいたんですが、やはり名作と呼ばれる作品を一気に見れるのはいいものです。会場の高津市民館大ホールは広いし見やすくて良かったんだけど、ちょっと椅子が腰に合わなかったかな・・・。上映時間が5時間に渡るので腰もケツも痛くなりました。
総括すれば名作と言われてるだけにみんな面白かったんだけど、こうやってまとめて見ると近年の自主製作アニメはTVアニメフォーマットのパロディ作品(OP>Aパート>アイキャッチ>CM>アイキャッチ>Bパート>ED>予告)が多いなぁと感じた。まあ確かにTVアニメフォーマットはアニメを作るなら誰しも1度はやってみたいんだろうけども、その弊害でカット割りとか演出とかも商業フォーマットの域に収まってどっかで見たようなものに陥りがちになってしまう。確かに面白いんだけども、自主製作アニメ(というか作画寄り)として見ると何か物足りない。パロディアニメだと下手すりゃ最近のTVアニメでも見られたりするからね・・・。まあ、國學院の「ごつみて(ゴレンジャイ+マリみて)」みたいな反則スレスレなアニメも自主製作アニメならではだし、難しいところですね。あと、昔と比べてアマチュアでも十分演技が出来る声優が使える様になったというのも大きいんでしょう。
この日上映されたいくつかの作品はニコニコ動画にも上がっているのでご紹介。
中央大学「私立明洞学園特大筋力保有肉体派生徒会」。略称「筋肉生徒会」。ハックス!の今井哲也氏参加。自主製作アニメでミュージカルまで表現できるとは!

スタジオ39°8’「LS-1」。当時から自主製作アニメでもセルを使用した作品はあったが、学生中心の自主製作アニメでは人数的にも予算的にも限界があり、そこをクリア出来ても正直8mmフィルムではセルの魅力を十分に引き出す事は出来なかった。必然的にペンで清書された動画用紙を直接撮影するペーパーアニメが主流となる。黒と薄墨でとことん書き込まれ、ペーパーの魅力が存分に発揮されたこれは究極のペーパーアニメ。当時(「AKIRA」以前)としても「LS-1」の煙描写はアマチュアながら世界最高レベルでした。

電通大「LS-5/8」。「LS-1」オマージュ作品。LS-1のパワードスーツがSDキャラに!地味に巧いです。

無敵動画堂「激倒!ドミトル」。3分割されてるけど1つ目でお腹いっぱい(笑)でも全部見るとその作り込みの見事さに感動します!次回も倒しまくるぜ!



http://d.hatena.ne.jp/AKIYOSHI/20051001/p1
AKIYOSHIさんのドミトル記事も参照。
公式パンフレットにはハックス!の今井哲也インタビューが掲載されてました。本当は2日目も行く予定だったんですが5時間に渡る上映ですっかり腰を痛めてしまった・・・。和田高明さんの「共学驚愕学園」とか久しぶりに見たかったんだけどなぁ。
慶応のpowered suitやBANTLINE(今掛勇、水原賢治ら)のOPアニメーションとか、研連以外の名作も死ぬまでにもう一度だけ、見たいですね。

ハックス!(4) <完> (アフタヌーンKC)
発売日:2010-05-21
著者:今井 哲也
出版社:講談社
定価:¥ 630(税込)
在庫:在庫あり。
中古:¥ 340~
空色動画(3) <完> (シリウスコミックス)
発売日:2009-04-23
著者:片山 ユキヲ
出版社:講談社
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