大平晋也作画の「桃太郎伝説」OP

空から落下して海に落ち、波しぶきを上げながら再び海から飛び出すカット。ずっとレンタルビデオ屋や中古ビデオ屋でソフトを探していたんだけど、あっさり見つかるのはさすがYoutubeだね。

大平晋也作品リスト(不完全版)
http://f30.aaa.livedoor.jp/~aniota/pukiwiki14/pukiwiki.php?%C2%E7%CA%BF%BF%B8%CC%E9

作画の劣化

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060726/animator
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060727/animator2

ええー、アニメーターの画力が低くて作画が崩れているとかでないし、オリジナルのキャラデザインとちょっと違うだけなのに、DVDでこんなに大量の修正を!? 修正した後の差ってぱっと見じゃわからないよ!

俺も揺らぎの範囲内だと思うのでkanose氏の疑問はもっともだ。もっともだが俺は客じゃないのでそこまでしか言えない(笑)
無印なのは自体は新房昭之監督作品(A’sは草川啓造監督)だし、1話の走りのカットなどから結構隠れ作画アニメ的な側面で捉えていたんだけど、これは1話だけだったのかな。

「魔法少女リリカルなのは」#1より、短いながら濃密な走りのカット。本放送時はいきなり何が始まったんだと思った。

同じく#1より食事シーン。異常なまでの書き込みときめ細やかなライブアクションだが、タイミングがもう一つ練られてないので驚愕するものの、個人的にはあんまり気持ち良くならない。
魔法少女リリカルなのはA’s DVD版第12話作画修正比較
アニメ製作には多くのアニメーターが関わり、どんなに個々が設定画に似せようとしてもなかなか統一の取れた画にならないので作画監督というシステムでその個人差を吸収するわけだけども、この作品の場合は作画監督のシステムがうまく機能していなかったようだ。多分作画監督が入っていればこうなったであろう、というのがDVD版だとは思うのでまあこの修正は「アリ」か。
DVD化する時に修正を行うのは近年珍しくもないが、修正を行うにはそれ用に予算が必要な訳で、それがわざわざ予算を計上してまで修正するに値するのか?と思わせてしまうんだな。「値する」かというのが商品価値としての話になるならばアリなのはしょうがない。人手は不足しているがスポンサーはまだまだ金を出せるということか。
ただ、キャプチャ画を見ただけで動いているのを見た訳じゃないのでなんとも言えないが、これは明らかに修正じゃなくて描き直しだよね?原画の持ち味を活かしつつ修正を行うなら作監修正の範疇として納得行くが、描き直しとなると描いたアニメーターは報われない。自分の作画が作品として残らないなんて哀しすぎる。こういう問題が噴出することでアニメーターが萎縮してしまうのが怖い。
いずれにせよ作画監督がうまく機能していればこういう問題も起きないと思うので、現在のアニメ業界の人手不足から端を発している問題なんだろう。

魔法少女リリカルなのは Vol.1
発売日:2005-01-26
発売元:キングレコード
収録時間:75(minutes)
定価:¥ 6,090(税込)
価格:¥ 4,762(税込)※22%OFF!!
在庫:通常24時間以内に発送
中古:¥ 4,699〜
魔法少女リリカルなのはA’s Vol.6
発売日:2006-06-21
発売元:キングレコード
収録時間:50(minutes)
定価:¥ 5,250(税込)
在庫:通常24時間以内に発送
中古:¥ 4,425〜

(関連)作画の乱れは放送事故?
スクラン(原作)の作画がやばい
例えば鳥山明なんかはデビュー時からかなり絵柄が変わったわけだけども、絵自体を見れば哀しくなるくらい劣化している(ここではあえて劣化という言葉を使わせてもらう)。ただし、それと引き替えに得た物は大きく、フォロワーも多く輩出し大ヒットを飛ばすことができた。俺はこの絵柄の変遷のみを取り上げて「劣化」と判断したけど、世間一般には認められている絵柄であろう。何も手の込んだイラスト調の絵でバトル漫画を読みたくないし、漫画を読んでいて誰も劣化とは取らないだろう。
古谷実があそこまで絵が巧くなると誰が思っただろうか(俺は巧くなると思ってたよ、という人は素晴らしい先見の明の持ち主なので自慢していい!)。基本的には漫画家の絵柄は変わる物である。俺が巧くなった、と言ってもそう思わない人もいるだろう(古谷実を例に挙げたのは分かりやすい例だと判断したから)。劣化、もしくは進化に感じるかどうかというのも個人の感覚に委ねられるので、作家の絵柄の変化よりも各々のその判断基準の方に興味がある。
でもあのスキャン3点だけではサンプルとしては少なすぎると思いますね。自分はサバゲ編辺りまでしか読んでませんが、小林尽自体そんなに絵が巧かったかと言われると漫画家としては普通レベルで(このレベルの解釈も個人差があるだろう)、絵がどうこうと言うよりは「漫画が巧い」作家だなという印象だった。多少の絵崩れは気にならないような軽快なテンポで読める漫画だったが、最近のは読んでないので今度まとめて読んでこよう。スクランを絵的に見れば、単行本の表紙が一々琴線に触れるレイアウトだったのが印象深い(特に2巻の八雲と4巻の美琴)。ただ、あれはデザイナーの力に負う所も大きいと思っているけども。

School Rumble Vol.2 (2)
発売日:2003-09-17
著者:小林 尽
出版社:講談社
定価:¥ 410(税込)
在庫:通常24時間以内に発送
中古:¥ 1〜
School Rumble Vol.4 (4)
発売日:2004-03-17
著者:小林 尽
出版社:講談社
定価:¥ 410(税込)
在庫:通常24時間以内に発送
中古:¥ 75〜

絵柄が変わって単純に読みづらくなる、というのも確かにある。個人的にはエロマンガ家の絵柄の変遷は確かに読む(致す)のに障壁になることがある(笑)特に長くやっている作家は絵柄の奇形化が進む傾向(完顔阿骨打などは逆に奇形が治った希な例)にあり、非エロ漫画家と比べるとそれは顕著だと思う。

ROUND SHELL
発売日:2004-05
著者:完顔阿骨打
出版社:茜新社
定価:¥ 840(税込)
在庫:通常24時間以内に発送
中古:¥ 333〜

統一性を求めるユーザーに向けたアニメは手描きをやめて3D CGにすればいいんじゃないの?

3D CGはコストが高いイメージがあるが、素材を流用できるというデジタルならではの強みがある。しかも一回クオリティの高いモデルを作れば、その後は動きをつけるオペレーター的なアニメーターだけで済む。

「妄想」にちょっと付き合ってみると、現状3D CGのメインストリームは映画・ゲーム業界であって、そこでは若いCGアニメーターが活躍している。映画の方はちょっと分からないが、ゲーム業界の場合だとどんな優秀なモーションデザイナーでも会社に属している限り30歳を迎えた辺りで現場を離れプロジェクトを統括するような立場になる。アニメ業界のように40歳を越えて現場で作画を担当するという事はアニメ業界の特殊性の一つであって現状他の業種ではなかなか無いのでは、とちょっと妄想した。もちろん実力があれば年齢に関係なくフリーでやっていく人も多いだろう。そうなるとアニメ業界とあまり変わらなくなるのだが、今は「スターCGアニメーター」みたいに名前が売れる突出した存在は一部を除いてそれほど認知されてないのでCGアニメーターの知名度がアニメ業界並みになるにはまだまだ時間が掛かりそうだ。
コメント欄より。

>ポリアニ >新作の情報出ていたけど、また進化してた。
このへんの話はよくわからんし、おまけに細かいつっこみだが、どちらかといえば劣化してるのでは。

そういう意味じゃ「劣化」が求められているんだからこの解釈は正しい。
「ヤシガニ」という言葉が嫌いだと何度も繰り返し言ってきたわけだけども、あえてヤシガニという言葉を使って表現させてもらうなら、お前らヤシガニ脳に冒されてるな(´ー`)

空耳「このアニメはおかしいです」

http://blog.so-net.ne.jp/tachime/2006-07-28

とあるCMを聞いていると、何故か初めのセリフがこう聞こえるんです。
「このアニメはおかしいです」

ネガティブな話題ばかりで俺の頭も変になっている。

王と鳥
発売日:2003-05-25
発売元:アイ・ヴィー・シー
収録時間:81(minutes)
定価:¥ 3,990(税込)
在庫:
中古:〜

【Webアニメスタイル】ピーター・チョン監督Q&A(1)

http://style.fm/as/13_special/mini_060705.shtml

ピーター もちろん、僕がキャリアをスタートさせた頃、金田サンのアニメーションからは計り知れない影響を受けていた。僕が彼の仕事を見て研究する事で学んだのは、不自然なタイミングによって、視聴者にある種の感覚を喚起させる作画方法の可能性だ。それに、アクションの中に何枚か様々な画を混ぜ合わせる事で、リミテッド・アニメーションを面白く見せるやり方も教わった。

ピーターチョンによる金田伊功話!「金田サン」という表記なのはガイジンっぽさを残したのだろうか。
<追記>【WEBアニメスタイル】ピーター・チョン監督のインタビューより

文中で「金田サン」と表記しているのは、原文が「Kanadasan」だったからです。

なるほど!

金田サンの場合、それは誰かのコピーではなく“発明”だった。したがって彼のアニメーションには、「金田スタイル」を踏襲する他の誰にも持ち得ない、自由なのびやかさがあるんだよ。

イーオン・フラックス オリジナル・アニメーション コンプリートBOX
発売日:2006-03-17
発売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
収録時間:307(minutes)
定価:¥ 7,140(税込)
価格:¥ 6,069(税込)※15%OFF!!
在庫:通常24時間以内に発送

PPGZ変身BANK

MONTAGEトロニカより

パワーパフが−ルズZ変身バンクなのですが
http://www.youtube.com/watch?v=BfnyZo_wqmY

どう聞いてもダフトパンクです
http://www.youtube.com/watch?v=1FF_Tt0zs-g

どう聞いてもファットボーイスリムです
終始ニヤニヤしっぱなしです

あの変身BANK、やけに長回しで画と曲が合ってないけど面白いからいいかぁ、としか思ってなかったんですが、確かにダフトパンクとファットボーイスリムに聞こえる!

ブロッサムは何だろうか?

今日のPPGZ

OPやアイキャッチの興奮から一転して本編では首を傾げることしかり。
なんつーか原画の人数は多いのだが初回にしては全体的に枚数足りてない。おそらくコンテ段階から。
ppgz01.jpgppgz02.jpgppgz03.jpg
ガールズならではの町を破壊する圧倒的パワーが描き切れてないのは残念だ。オリジナルとは違うジャパニメーションならではのダイナミックなアクションを期待したのだが、チャラチャラとした戦闘シーンなのにいつの間にか街はボロボロ、ってこんなにぬるくていいんだろうか(;´Д`)お砂糖、スパイス、素敵なものいっぱいじゃないのか!スパイス足りないよ!ちょう心配
ppgz04.jpg
変身BANKは無駄に動いてかわいらしい。まあ俺はブロッサムがかわいければいいです(;´Д`)次回は期待できそう

『先鋭表現と『手抜き』』、再び。

http://d.hatena.ne.jp/ono_matope/20060623#1151085443
非常に興味深い話だったけど、問題のレビューが見あたらない?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/dvd/B000ELGLCQ/customer-reviews/ref=cm_cr_dp_1_1/250-3798788-4923418
そのレビューからの引用。

「絵が荒れる」という表現が適切なのか素人なので分かりませんが、途中、素人でも分かるくらいひどく絵が荒れていました。
特にひどかったのはティラノザウルスに襲われる1回目のシーンですが、あまりにもデッサン(作画)が乱れており、目を疑いました。
(本当にトラッキングがずれる上映ミスかと思いました)
陰影の色分けもされておらず、全体の色指定もが同一色で処理されており、画線のモーションもずれまくります。
最近はこういう「演出手法」もあるそうですが、こういう「手抜き演出は」観る側から抗議しないと駄目だと思うのですが、どうでしょう?

確かに「絵が荒れている」というのは正しい指摘だ。ただし、絵が荒れているのとデッサンが狂っているのとはまた違う(あえて狂わせている場合もあるが)。影落ちてればどんな絵でも3割増しに良く見える。セル画よりも原画の方が良く見える。

この人たちは画面の質を『書き込み量』とか『作画枚数(2コマ打ちで動いてれば高クオリティ、みたいな)』とかの直線的価値観で図ってるのかな、とか。

これらは判断しやすい指標ですからね。間違っちゃいないけど、こういう価値観でばっさり「手抜き」と切られてしまうのも勿体ない話。テレコム神話とかあの作品は影何段落とした!とか懐かしい話だ。
ビデオ起こしの作画が生っぽくリアルに見えるのはまあある程度当たり前ってのも似たような話かな。結果的にフィルムとして完成度があがっているので否定する訳じゃないけど、そんなに話題になるほどは驚かなかったのよ、ハルヒ。