電車男のOPがニンジン娘だったから、ってこともないのだが、その昔友達のM田君が作った自主制作アニメーション「ニンジン」。いつか紹介できるチャンスを狙っていた。
ダイコンに対してニンジンとは安易だし、同時代に同名のパロディは数多く存在していると思うが、それでもこのアニメーション、そしてこのアニメーションを(ほぼ一人で)作りきったM田君は自分の仲間内でも特別な存在だった。彼がいなければ今のaniotaはいなかっただろう。
M田君は画力だけに留まらず、企画力、行動力においても卓越したものを兼ね備えており、リーダーシップを取ってはいるが「俺に付いてこい」というようなものではなく、自然と周りの人が引き寄せられる何かがあった。いわゆるカリスマ的魅力というのだろうか。ミニコミ誌の支部展開、上映会など、M田君を中心とする色々なオタク活動の基盤にこの自主制作アニメーションの存在があったのは紛れもない事実だった。
欠落したフレームの修復、ゴミの削除、BGMのCD音声化などで、このわずか3分ばかりの映像のオーサリングに約4ヶ月を要した。
いつかM田君に会うことができたら、このmpegを渡したいと思っている。