http://www.shakaihakun.com/data/index.html
唐沢●「SPA!」がオタクの後押しして大谷叩きやってたのを見たけど、逆にこれで、「フィギュア萌え族」って言葉が完全に定着しちゃったんじゃないか?ヘタに文句つけなきゃそのまんまスルーされて忘れ去られるようなバカ発言だったのに。
他のマスコミに伝染するのが一番怖かったんだが、今はかなり沈静化したね。あれだけ騒いでこの程度だったんだから騒がなきゃ確実にスルー出来ていたはずなのに。結局はあの発言を聞いて笑っちゃう人と怒っちゃう人の違いか。怒ってる人に笑ってる人が何を言っても受け付けないだろうし。
唐沢●なんか「もうトリビアなんか見ない」とか「この発言を楓ちゃんの遺族の前で言ってみろ」とかマジで激怒してる連中もいたみたいだけど、
昔相互リンク先だった幻想四海さんが何かで叩かれてた頃、叩かれていたのとは全く関係のない記事でサイバッチの定型文「三国人アパートで、三国人どもの獣ようなヨガリ声を聞かさ れて〜」ネタを引用していたのを、掲示板で「品性を疑います」と更に叩かれていたのを思い出した。あれはかわいそうだったなぁ。
2chのいわゆる「祭」ってのが騒ぎを大きくするシステムとして機能してるんだなあと思った。あれはとても軽い気持ちでみんながやりだすので、祭の対象が単純化するほど伝播しやすい。今回の場合は「フィギュア萌え族」ってキーワードを舞台にみんな怒るフリとか冷笑するフリをしてて(その実みんな「フィギュア萌え族」って言いたいだけ)、これを深刻に受けとめて本気で怒ったり嘆いたりする人も出てきて、結果、あれだけの規模になってしまったみたいな。
webは言論の自由がどうとかいうわりに、単語ひとつで公開質問状云々くらいの騒ぎになるのは矛盾的であれだなあ。
丁度、ちゆ12歳で哭きの竜さんを取り上げてて、それ読んで色々懐かしく思っていたが、今回マジで怒った人達って、何か伊藤剛がオタクアミーゴスにマジ切れした時の怒りに似てる気がしなくもない。
それに、あの時の竹熊健太郎みたいな便乗の仕方の人間も出て来たことだし…
ニフティの微妙に閉じられた空間と違って、今回は歯止めがなかったのが、規模がデカくなってしまった原因だろう。
決して昔のニフティが良かったとも思わないが、mixiが流行ってるところを見ると、人間、あんまり学習も進歩もせず、歴史はを繰り返しそうだ。
大谷という老人が出してきた概念があまりに古いステロタイプなので嘲笑っているのが大半で真に受けてたのってあまりいないんじゃないかな。マジ切れなら自分のサイトにフィギュアの写真貼り付けて「フィギュア萌え族でーす」とネタにする余裕なんて無いし。以前からの2次元規制反対派が噛みつくのは道理だし。唐沢ってのは高みに立って論じたいタイプのようだけど何焦点惚けてるんだかという印象。
元々オタクアミーゴスって、オタク芸人と云う定義だから、 岡田斗司夫・ 唐沢俊一・ 眠田直の三人の発言は、基本的にネタだと考えた方が良い。
だから、芸人のギャグに文句付けるのも、大谷に対して怒るのと変わらない。
大谷も言葉で食ってる人間だから、発言は飯のネタでしかない。
ウケたもん勝ちだよ。
だから、必然的にステロタイプで、最大公約数的に理解可能な言葉を吐くのは当然。
それに適当な言葉をくっ付けて、さも自分の考えの様に言う、と云う商売なんだからさ。
既に死語な「ゲーム脳」も同じ。
大阪朝日放送の夕方ワイドショー番組「ムーブ!」ってのがあって、大谷氏はそこのレギュラー(木曜日)の一人なのだが、実は月曜日のレギュラーに居る宮崎哲弥氏ってのが、これまたモロにオタク・サブカル側の人。局側はこの2人をカチあわないように配置してるのがミエミエで、見ている側としては「直接対決」を望むんだがなぁ。
http://www.asahi.co.jp/move/