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2001年から2002年に掛けてヤングマガジンに短期連載され単行本1巻をリリースしたまま長らく連載中断していた山下ゆたかの「暴虐外道無法地帯 ガガガガ」が、昨夏よりアフタヌーンに舞台を移し連載再開、この度3/23に待望の2巻が発売されることになった。80年代ハードコア・パンク、石井聰亙の「爆裂都市」好きなら間違いなくオススメ、というかまんまだけどな。
舞台はかつて工業地区、現在は廃墟と化して事実上不法占拠されている人工島キカイ島。そしてキカイ島と対立する朧燈地区の「三兄弟」に奪われたクスリを取り返しに行くベニマルと、ある日キカイ島に現れた謎の男レーイチの二人。
1巻の表紙カバーはこの世界の新聞を模していて(なので紙が薄く弱いため、ボロボロになりやすい)三兄弟が指名手配されている旨が示唆されているが、これも非常に爆裂都市っぽい。そう、「爆裂都市」劇中で指名手配されている、俺の別ハンドルの元ネタとなっている連続爆弾犯の「ラジカル中国」だ。バイクのパーツを流用した武器や、仕込み武器(クラッチレバーのジャックナイフや、スロットルとチェーンのヌンチャクなど)などの設定の破天荒さは初期無限の住人っぽい。広角パース、魚眼効果を狙ったレイアウト、変形フォントなどもマニア心をくすぐられる。
山下ゆたか自身、卓越した描写力と構成力を持つ作家であるのに異論はないが、とにかく当時のヤンマガ編集部の山下ゆたかの天才っぷり、「ノイローゼ・ダンシング」の持ち上げ方が尋常じゃなかったので逆に引いてしまった読者も多いと思う。それはアフタヌーンに移って、まあだいぶ薄れたか。
1巻は絶賛品切中とのこと。2巻発売で増刷はあるだろうか?また、2巻もかなり少部数とのことで確実に手に入れたいなら予約しておくのが無難か。
読み切りの「南進するレクイエム(前後編)」も収録されているといいな。この号のヤンマガは表紙が真鍋かをりなんで妙に価格が高騰してるんだよな。買ったけど。
ちなみに山下ゆたかの単行本2冊(ノイローゼ・ダンシング、ガガガガ)、どちらもタイトルの元ネタはRCサクセションなんでしょうね。
ノイローゼ・ダンシング→シングル「サマーツアー」C/W
ガガガガ→RCサクセション「よーこそ」他
レーイチも仲井戸麗市からか?ベニマルはスライダーズの蘭丸?
昨年酔っ払って友人宅でバーストCITYみてたら乱闘シーンで本物の喧嘩と勘違いした警察6人に踏み込まれました
友人宅ってあれか、Tの家か(;´Д`)警察に踏み込まれるなんてそこしか無かろうもん