「高校球児ザワさん」が面白い。
ザワさんこと、都澤(みやこざわ)理紗は日践学院高校野球部唯一の女子選手。女子故にもちろん公式試合には出られないが、名門・日践学院の投手として練習試合などに出場している。設定からすると下級生からキャーキャー言われる存在であろうが、飄々としすぎているせいかそういう展開にならないのが新鮮。
すぐ練習に出れるようにセーラー服の下にアンダーシャツを着込むザワさん。セーラームーンみたいと言われてた。
同姓からのやっかみの目は厳しい。
公式戦に出られないのに頑張るザワさんに対する一部の野球部員からの目も厳しい。
先輩への挨拶もキッチリ体育会系。(でもザワさんが挨拶してるのは先輩じゃないんだけど)
教室では寝てるかだるそうにしているかしかしてないザワさんだが部活中は別人のよう。クラスメートも教室とは違うザワさんに戸惑う。
野球部の仲間といる時は自然な表情がこぼれる。
かと思えばドジっ子な一面も。ザワさんに近づきがたい距離感を感じていた他校のマネージャーも緊張がほどける。
野球を題材にしているが野球漫画とも言えない、男の中に女が一人というシチュエーションだが女子選手としての苦悩が描かれるわけでもない(※少しはある)、淡々とザワさんとその周りの日常を描写するだけの8~10ページほどの短編漫画である。男の中にいるのが普通、と言う状況においてたまに垣間見える女性の部分が堪らない。腹筋の割れ方に悩んだり、旧字体の名字に固執したり、フェイスタオルが水玉だったり、プロテインの混ぜ方に拘ったり、そういう何気ない拘り描写に特化しているところがフェチ漫画と評される所以であろう。
著者:三島 衛里子
出版社:小学館
定価:¥ 550(税込)
在庫:通常5~9日以内に発送
中古:¥ 240~
著者:三島 衛里子
出版社:小学館
定価:¥ 550(税込)
在庫:通常5~7日以内に発送
中古:¥ 400~
ダヴィンチの呉智英経由で見つけてきたのですが
あのおっさんやっぱすげーなーなんでこんなの見つけてこれるんだろうってすごいヒネた感想が
あ、「ザワさん」はとっても面白いです
描写はフェチ、でもザワさんは飄々としてる
読んでてSEだけ脳内に響く感じ
フェチ漫画だと思っていただけに最近の展開に戸惑いが…
ネタ切れなんですかね?
ザワさんを客観視しかしないってのが新しくて好きです。
観察日記漫画の派生種ですね。
今後増えそう。。。
オレ的野球漫画ランキング
①関東昭和軍
②山下たろーくん
③アストロ
④ザワさん
⑤愛星団徒
大圏外 おお振り