8/10の新文芸坐×アニメスタイルイベントは「おおかみ」「ほたる」「もも」!


2012年は「夏」を感じさせるアニメ映画が偶然にも3作品公開されました。細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」(7/21公開)、宇田鋼之介監督の「虹色ほたる」(5/19公開)、そして沖浦啓之監督の「ももへの手紙」(4/21公開)。どれも日本の四季(特に夏)を感じさせる傑作揃いです。

この3作品が8/10の新文芸坐×アニメスタイルイベントで上映されることが決定!

山下ユタカ公式サイトオープン!

http://yamashitayutaka.com/
「ガガガガ」「ノイローゼダンシング」、そしてコミックビームにて「ラチェット・シティ」を連載開始したばかりの山下ユタカの公式サイトが満を持してオープン!
山下ユタカの著作は今となっては新品で入手できませんが、kindle版紹介のページがあり、そこに

Kindle版をオススメする、その最大の理由
「ガガガガ」幻の第5巻をKindleで出そうとしているから。まだ確約は出来ませんが、現在、「ガガガガ」第5巻のKindle化に向けて最大限の努力を行っています。

というなんとも嬉しい経過報告もあり!
かねてから電子書籍リーダーの機種を決めかねていたんですが、もしガガガガ5巻が出るんならkindle買うしかないっしょ。

「Kick-Heart覆面舞踏会」5/26開催

http://www.famitsu.com/news/201304/18032096.html
湯浅政明監督の「Kick-Heart」完成記念イベントが5/26六本木スーパーデラックスにて開催決定!
「Kick-Heart」はネットで出資を募るクラウドファンディング「KickStarter」を使って2000万円の制作費を集めたことで注目されている。イベントでは「Kick-Heart」の楽曲を担当したオオルタイチによるライブと湯浅監督によるVJ、そしてKEVIN AYMERICによるライブペイントなどが行われるとのこと。

完顔阿骨打先生、自殺か?(※生存を確認)

http://6601.teacup.com/aguda/bbs
今のところこの掲示板での情報が唯一のソースでしか無いのだが・・・。
そしてTwitterでの気になる発言。


この発言を最後に更新が停止しているとは何とも後味が悪い。
俺はPCエンジンのレディファントムが好きでね。当時コミケカタログでレディファントム本を探して辿り着いたのが完顔阿骨打のサークル「女真族」だった。

当時、完顔阿骨打の絵柄はクセがありすぎて受け入れられなかったんだけど、同人誌の後書きを読むとかなりノイズに精通していてなんか親近感を覚えた。
近年、比較的長いキャリアを持つ漫画家にしては珍しく、一般受けする絵柄に見事にシフトしており(大抵の漫画家は自家中毒を起こして奇形化が進む)、年齢的にもまだまだこれからというところだったのだが・・・。果たして亡くなったというのは事実なのだろうか、確実な情報が欲しいところ。

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「たまこまーけっと」音楽担当の片岡知子さん

http://tamakomarket.com/staff-cast/
京アニの新作「たまこまーけっと」の音楽が気になったので調べてみたら、音楽担当の片岡知子さんはマニュアル・オブ・エラーズ・アーティスツの人だったんですねぇ。モンドと言えばマニュエラ。
http://www.manuera.com/?menu=artists&name=%E7%89%87%E5%B2%A1%E7%9F%A5%E5%AD%90

片岡知子
Tomoko Kataoka
作詞・作曲・編曲・ボーカル
得意ジャンルはフレンチポップ、伊仏サウンドトラック風、60年代ポップス、
アコースティック・スウィング、カートゥーン・ジャズ、知育用楽器を多用したトイポップ
本人のもえるソウルとは裏腹にアウトプットされたものは、ほのぼのとした作風

なるほど!と膝を打った。昨年の「キルミーベイベー」で切り開いたEXPO(山口優、松前公高)ライン健在といったところなんでしょうか。

「超攻速ガルビオン」BD-BOX&DVD-BOX化!!!

http://www.bandaivisual.co.jp/GALVION/(※サイト消失によるリンク切れ)
https://web.archive.org/web/20130118221829/http://shop.bandaivisual.co.jp/mall/shop/bd?EcLogicName=catalog.detail&item_no=BCXC-0044
なんと、「超攻速ガルビオン」がメディア化!!!しかもBD-BOXとDVD-BOXのWリリース!!!マヤ歴の終わりに無宇と麻矢が復活!!!2013年は新しい麻矢歴のはじまりだ!
メディア化は絶対無いと思ってました・・・。CDが出ただけで御の字だと。これでもう悔いはない・・・。ハードなSF設定、キャラクターたちの軽妙なやり取り、そして付いて来れない作画(12話の「戦慄! 人間狩り」は奇跡的な美麗作画)などが個人的にツボでした。今でもジャイロゼッターを見ながら「今ガルビオン作ったらこうなるかなぁ・・・」と思いを馳せてました。
とにかく、自分はBD-BOXとDVD-BOXの両買い決定です!
超攻速ガルビオン Blu-ray Disc Box【BVC限定】

期間限定特典特製生フィルム
※2013年6月19日までにご予約の方にプレゼント初回封入特典32pブックレット他、仕様全巻収納BOX(メカデザイン大畑晃一描き下ろし)

超攻速ガルビオン DVD-BOX

毎回封入特典32pブックレット他、仕様全巻収納BOX(メカデザイン大畑晃一描き下ろし)

BD-BOXはバンダイビジュアルクラブのみでの限定販売。どちらにも特典として32pブックレットが付いており悶絶。

「必見!『虹色ほたる』と東映動画の名作たち!!」を見てきた

http://animestyle.jp/2012/10/22/2733/
新文芸坐×アニメスタイル セレクションの33回目、「必見!『虹色ほたる』と東映動画の名作たち!!」を見てきました。
「虹色ほたる」は個人的に今年のNo.1アニメ映画として激推ししてますが、「虹色ほたる」DVD発売を11/21に控え、都合5回目(10回以上見てる人も多いので5回は決して多くはないですが)となる鑑賞の機会を新文芸坐×アニメスタイルイベントにて与えてくれたことを嬉しく思います。
アニオタフォース – 「虹色ほたる」を4回見てきた
上映に先駆けて、「虹色ほたる」監督の宇田鋼之介監督とアニメ様のトークショー。
「虹色ほたる」は正直、人を選ぶ映画だと思います。説明的なセリフを極力廃し(開始30分はユウタに何が起こっているのか正直分かりづらい)、作り手側から結論を提示することはしないという作品造りは一見不親切ですが、宇田監督はそれを「見る人に委ね」、「噛めば噛むほど味の出るスルメのような」作品を目指したとのこと。
「虹色ほたる」はダムに沈む村が舞台である。プロデューサーサイドから東映的な分かりやすい作品を求められていたけど、内包しているテーマが重いため結果としてディープな作品になってしまったとのこと。
エンディングのカットは尺の都合で本編から漏れてしまったカットを再利用している。自転車のCM部分はキャンディーズも作画した新井浩一さん。
隠れ設定:ユウタは文京区駒込在住。ケンゾーはデコトラ職人。独立するのが遅れたので芳澤さんとの結婚が遅れた(ずっと付き合っていた)。47歳のヘソ出しルックな旧姓芳澤さんは元々子どもの頃から洒落っけあったのと今っぽいカッコということで、基本的には森さんのデザイン。
ちなみに、原作からさえ子の名字は「オクヤマ」になっているのですが、ユウタの名字は特に決まっていなかったそうで、東映でオクヤマと来れば奥山玲子さんなので、言葉遊びから東映動画の名アニメーター小田部(コタベ)羊一、奥山玲子夫妻から取られたそうです(コタベじゃまんま過ぎるのでオタベになったけども)。その他、今発売中のアニメスタイル002にて「虹色ほたる」がコンテ、資料集付きで28Pも特集されてます。裏ネタ多数ですので是非ご一読の程を!

「虹色ほたる」は35mmフィルムでの上映。デジタルと比べてダイナミックレンジは低いので暗い箇所は確かにデジタルより見えなかったりしますが、フィルム独特のパーフォレーションの揺れはいい味出てたと思います。
「虹色ほたる」上映後、「龍の子太郎」「空飛ぶゆうれい船」「どうぶつ宝島」と東映長編(中編?)3本立てで上映。虹色ほたるも含めて全てフィルムでの上映で、前述の小田部、奥山ネタからうまく繋がった在りし日の東映動画の味を感じさせる良いセレクションだったと思います。
新文芸坐のロビーでは虹色ほたるの原画展示がありました。

信じられるかい?右が原画で、左が修正原画なんだぜ・・・。

そしてDVD発売を前に11/9DVDレンタル開始!また来週さえ子に会える!!!

宇田監督によるサイン入りユウタとさえ子イラスト。さえちゃんかーわーいーなー、超絶かーわーいーいーなー!!!
そうそう、アニメ様から来年「おおかみこどもの雨と雪」、「ももへの手紙」、「虹色ほたる」の「主人公が田舎に帰る3部作」の上映会しましょうとの嬉しい提言が。実現すればすごいラインナップですが期待して待ちたいところです。

イベント終了後、ふとした切っ掛けで大橋学さんとお茶する機会に恵まれました。


確かに自分も「ユンカース」と似たような匂いと情熱を感じました。
しかし、大橋さんはタフですね、先日のユンカースの上映の時もトークショー終えた後も帰らずにお客さんと一緒に朝までいてそれから自身の作品集を売るためにコミティアに行ったとのことでしたが。いやーすごい!

ヤフオクで見かけたレア色紙ギャラリー

http://matome.naver.jp/odai/2134818677977358301(※サイト消失につきリンク切れ)
https://web.archive.org/web/20200922170845/https://matome.naver.jp/odai/2134818677977358301
twitterでしばしば話題になってたどう見ても本人が描いたとは思えない色紙リストをまとめたので公開。順次追加していってます。もちろん「レア色紙」っつのは皮肉ですけどね。
究極的な話をすると、サイン色紙なんて描いた本人と貰った本人以外は「偽」と判断する術はありません。ビックリするのはこういった色紙に描かれたイラストを見ても違和感を感じないという人が結構いること。本物と判断できないまでもちょっと怪しいと思う程度にはきちんと絵を見抜く力を学校の美術でちゃんと教えるべきだと思うんですが・・・(素養の有無もあるだろうけど)。
イラストも文字も、本物は線から迫力が滲み出てきますよ。一発描きのラフであれば尚更です。


osamu_accent_sun-img600x500-1349336938xqnsre69111.jpg
出品者はIDをちょこちょこ変えて(消されて?)昔からずーっとやってる人ですね。手口としては多数のヤフオクIDを駆使して自作自演で価格をつり上げ、その入札数と適度に上がった値段に信憑性を感じたカモが引っかかるのを待つというもの。傍目にはすごい売れてるように見えるけど、実は誰も入札してなく自分で落としてる商品も多い。
(推測される)吊り上げ用ID
tom***** / 評価:28
r27***** / 評価:49
mam***** / 評価:19
chi***** / 評価:190
m62***** / 評価:33
yna***** / 評価:589
aki***** / 評価:115
mew***** / 評価:3
入札履歴を見てもらえば分かりますが、今んとこ(10/6現在)自作自演IDしか入札してないです。
贋作が嘘に嘘が塗り固められて「本物である」と一人歩きしてしまうことの怖さ。マンガ・アニメも骨董品売買のレベルになってきたという事でもあるんですが、温床となっているヤフオクが重い腰を上げないと今後もこの状況は変わらないだろう。
(関連)モバオクに出品されている『エヴァンゲリオン』 貞本義行のサイン色紙が酷い件